院長紹介

院長
大前 利市(おおまえ りいち)
- 難病指定医
- 認知症サポート医
- 社会医学系指導医・専門医
経 歴(主なもの)
1986年 | 奈良県立医科大学卒業・ 脳神経内科(旧名称:神経内科)入局 |
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1993年7月~2006年3月 | 奈良県保健衛生行政勤務 (難病対策・感染症対策を中心に従事) |
2006年4月 | 京都市保健衛生行政入職 |
2008年10月~2011年3月 | 京都市保健衛生部長 |
2011年4月~2013年7月 | 医療法人積善会 高橋病院 理事 |
2013年8月~2017年3月 | 医療法人拓生会 奈良西部病院 神経内科部長・理事 |
2018年10月 | おおまえ医院 開院 |
これまでの研究活動紹介
- 多発性筋炎発症に関するTリンパ球の関与に関する研究
- パーキンソン病の会話障害の一因としての高次脳機能障害の研究
- 奈良県の骨粗鬆症に関する全県調査と対策の研究(3カ年研究)
- 奈良県骨粗鬆症研究会立ち上げによる普及啓発(3カ年活動)
- 全国の難病患者の在宅療養の改善に関する研究(6カ年研究)
- 奈良県全保健所での難病患者相談の実施(3カ年実施)
- 感染症発生情報の全国共有体制の構築(5カ年研究)
- (新型インフルエンザ対策として)季節性インフルエンザ伝播推定図の作成(3カ年研究)
- 京都市における感染症対策としての一次医療機関の連携構築(単年度研究)
- 政令市など巨大都市における特定健診・特定保健指導の問題点の指摘と改善策の提示(3カ年研究)
ごあいさつ
お医者さんが専門を決めるのにはそれぞれの理由がありますが、私の場合は、私自身が医大生の時に、眼の病気で見えない時期を経験したこと、無茶をして腰椎を非常に傷めて腰痛症や足のしびれ痛みを頻繁に経験してきたこと、そして癌を患った母親の介護をしたこと、などの経験が大きく働いています。
障害、痛み、介護。こういった経験から、できるだけ全身を診れる医者になりたい、と思い、全身を診ることの多い脳神経内科(旧名称は神経内科)を選びました。
脳神経の症状の特徴として、脳神経そのものの障害で出現する症状もありますが(パーキンソン病や原発性脳腫瘍)、他臓器の障害で脳神経の症状が出てくる病気が非常に多いので、その症状を改善しようとすると他臓器の診断と治療を合わせて行う事が必要になる症状が多いということが指摘できます。
例えば、気を失うという症状の原因が不整脈であったり、よく物忘れをするという症状の原因が睡眠障害であったり、というような場合です。
言い換えれば全身管理を行う必要のある症状が脳神経の症状には多い、ということが言えます。大学で研究や臨床を学んだ後、行政で難病対策(難病患者さんのバリアフリー対策)や感染症対策に従事することで、病医院の医療現場と離れた所での住民の生活を学ぶ事が出来ました。
今回、開業を志したのも、脳や脊髄、手足に分布する末梢神経、に関係する症状を中心としながらも、できるだけ全身の症状や状態を診る診療をしたいと思った事が大きな理由です。来診される方のお役に立てるよう、頑張りたいと思います。
院長 大前 利市