4. 手足が「つる」「こわばる」 … どんな場合?
4-1. 手足が「つる」 … どんな場合?
「無理を押して」ハイキングや登山、草野球やサッカーなどをしたその日の夜に睡眠中に「つる」ような場合は、筋肉を過剰に使ったので起きた筋肉の「こわばり」です。脱水などで起きる場合もありますので、スポーツドリンクをちゃんと飲んでおけば予防や改善を期待できます。しかし、そのように手足を過剰に使用した事がないのに突然に「つる」ような場合は、脳や脊髄を調べる必要のある場合が多くみられます。また、脚(ふくらはぎ、など)が「つる」場合は腰椎に原因のある場合があります。その他、健康のために常用している薬が原因で「つる」場合もあります。
4-2. 手足が「こわばる」 … どんな場合?
特殊な筋肉の病気で、力を入れると抜けにくい(筋肉が収縮した状態で地緩しない)病気がありますが、筋肉が過剰に疲労している場合も「こわばる」事があります。また、体液のイオンバランスに問題があって筋肉がこわばる場合もあります。また、イオンバランスに問題がある場合、力が入らない、という症状が起きることもあります。患者さんによっては、力を十分に入れられない状態を「こわばる」と表現されている場合もあります。この場合は、力が入らない原因を探る診察を行います。(2.をお読み下さい)