5. しびれる（感覚がおかしい） … どんな場合？
脳から脊髄、そして脊髄から末梢神経に至る感覚神経のどの箇所に異常があっても、ビリビリしたり（異常感覚・異常知覚、などと呼ばれます）反対に感覚がなくなる症状が起きます。その中で、糖尿病や腎障害など全身の病気の1つの症状としてビリビリする異常感覚が出現する場合があります。反対に、異常感覚がこれらの病気の初発症状である場合もあります。ところで、ビリビリする症状は不快なものですが、感覚が無くなるという症状は感覚神経の働きがなくなることを意味しますから、より悪化した状態を表している場合があります。言い換えますと、ビリビリした感じがあるのは、感覚神経が「生殺し（障害を受けているが感覚を伝える働きをしている状態）」であることを示しています。ですから、ビリビリする状態が続くようなら、放置しておかないで、早い内に受診する事を奨めます。
