12. おしっこが近い … どんな場合?
男性の場合は、ある年齢以上になると、加齢による前立腺肥大で頻尿や残尿が起きる事が多くみられます。が、それ以外に、男性女性ともに、パーキンソン病や脊髄障害、その他、脳障害などで排尿障害が出現する場合があります。排尿のコントロールは脳が中枢として行っており、その指令の通り道である脊髄や脊髄から膀胱に至る末梢神経の障害で排尿障害の起きる場合があるからです。末梢神経の障害で起きる排尿障害では、糖尿病による末梢神経障害などが良く知られています。また、脳神経の病気の中には排尿障害が初発症状の病気もあります。そのため、おしっこが急に近くなってきたり、残尿、失禁、などが頻繁になってきた場合、腎臓・尿管・膀胱・尿道の専門診療科である泌尿器科だけでなく脳神経内科でも診察する事があります。